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ダンジョン散策に行った話(1)

板越怪奇伝


RPGを作る工程で、マップづくりが大変という人は少なからずいると思う
まさに自分がそんな感じである

しかしながら探索要素にマップは不可欠だし
好きなゲーム開発者が「作品の舞台のモデルとなる地には視察に行く」
という話を聞いてから、自分も現地に赴いてみようと思い立った

今回作ろうとしている「氷の洞窟」っぽいところはないかと調べていると
意外にも富士山あたりに氷穴があるということが判明
ここ1週間以上風邪をこじらせているという生憎の体調不良を除けば
行くなら今しかないというタイミングだったので朝5時起きで出発

河口湖駅から観光周遊バスに揺られ1時間ほど
くねくねと湖に沿って進むバスの揺れに
学生時代のいろは坂のつづら折りで悶絶したあの感じがよぎる

おまけに景色も河口湖から西湖へ移るあたりから雲行きが怪しくなり
あたりはもはや山と湖と「サイコ」と
なぜかカタカナで表記される西湖の看板ばかり

そう、目的の氷穴の真上はかの有名な樹海なわけで
これでコ○ンくんがバスに乗ってたらもう事件が起こる気しかしない

ようやく最初の目的地、富岳洞窟に到着
洞窟内の氷柱は今の時期ピークの1/10なんだとか
入り口から急な階段を降りると、半袖ではつらいほどの肌寒さ

いい感じにライトアップされていて、ところどころに
「ここから先は人間が立ち入ることを禁じられています」と
いかにもダンジョンな注意書きに思わずワクワク
なんというか、ゲーム中盤から後半の
Lv50以上のPT組まないとしんどい感がすごい(語彙力)

あっという間に一周してしまったので
その足で2箇所目の氷穴に向かうことに
案内人さんによるとルートは2つあり
森を進むルートと道路沿いのルート

怖いもの見たさで迷わず森ルートを選択してしまった
そんな愚かさを後悔するのはそのすぐ後のことだった・・・(つづく)

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